火山を中心として栄えている巨大都市・ボルシティ。訪れる人々に夢と希望を与え住人たちは幸福につつまれると評判である。 この街に、ある指令を帯び一人の魔戒騎士がやってきた。彼の名は道外流牙。幸福な街であるはずのボルシティの闇に密かに蠢く魔獣・魔導ホラーを狩るためである。 流牙が剣を一閃する時、彼の身体は狼のヨロイ黄金騎士ガロを纏う。だが、其の名の通り目映い金色の輝きを放っていたはずのガロは、今は何故か全身を漆黒に染めている。 ガロの輝きは何故失われたのか?かつて伝説の魔戒騎士・冴島鋼牙のモノであったガロの鎧を何故流牙が纏うのか?様々な謎が渦巻く中、新たなガロの宿命を持つ魔戒騎士の物語が始まろうとしていた。