『TAROMAN 岡本太郎式特撮活劇』(タローマン おかもとたろうしきとくさつかつげき)は、2022年7月19日(18日深夜)から7月30日(29日深夜)まで、NHK教育テレビジョンで平日深夜クロージング直前の枠で全10話が放送された特撮テレビドラマである。タローマンは作中に登場する巨大ヒーローの名称でもある。 本作は、「1970年代に放送された巨大変身ヒーロー物の特撮作品」という体裁の元、岡本太郎の作品や言葉をモチーフとして制作された特撮番組及びモキュメンタリーである。特撮パートをメインに、番組終盤には幼少期に本作を視聴していたという体裁(フィクション設定)で山口一郎(サカナクション)のインタビューパートが挿入される。山口は「当時の各種グッズ」にまで言及するが、これらも架空のものである。 もともとは2022年7月23日から大阪中之島美術館で開催される『展覧会 岡本太郎』のプロモーション用の企画であった。展覧会のプロモーション番組がドキュメンタリーなどではなくこのようなスタイルを取った点については、岡本のドキュメンタリーやドラマには「先行の名作がある」ことが理由だったという。制作に際しては実際に1970年代の特撮番組を手がけてきた円谷プロダクションに意見協力を求めたり、あえて現在は使用しない撮影技法を用いたりしている。